こんばんわ。カイト大橋店です。10年ひと昔。先週、2010年ごろのルイガノ・LGS-RSR 4の修理を行いましたので記事にします。
修理の内容はドライブラインと言われる駆動周りの部品交換です。
こういう記事はきちんと←Before After→で比較できるように写真を撮っておく必要があると思うのですが、修理を始めてからブログのネタになることに気が付いたので比較写真がありません。
ブログのネタになることに気が付いて慌てて撮った写真がこちら
そして、修理完了後の写真がこちら
もともと付いていたクランクはFC-2303、現在のR2000系です。今では「クラリス」という名前が付いていますが、当時はただ単に2300系と呼ばれていました。懐かしいね。
2400系にモデルチェンジし、クラリスと命名された当初は、宮崎駿監督の作品「ルパン3世カリオストロの城」のヒロインの姿と銭形のとっつあんの姿がちらついて仕方がありませんでした。
念のため、シマノからチェーンリングだけ取れないか調べているときに気が付いたのですが、FC-2303はPCD130㎜のノーマルクランクでした。
当時、例えば105であればFC-5600ならPCD130㎜のノーマルクランク、FC-5650ならPCD110㎜のコンパクトクランクといった風にアウターチェーンリングの大きさで、PCDが使い分けされていました。
7800系のDURA-ACEにはコンパクトクランクの設定がなく(あとロースプロケットの28Tも無かった)それが、レーシングコンポの矜持と言われていました。
今思い出すとわけのわからない矜持でしたね・・・・懐かしいな。
なおチェーンリングのほうは、当たり前といえば当たり前ですが、さすがに完売していました。
最新のFC-R2030に交換しました。シマノさんは最近ではシルバー系のパーツを作らなくなってしまい(この前、GRXのシルバー出してたけど)気が付けばレーシーなルックスのパーツが主流になっていました。返す返すも懐かしいですね。
ホイールは、「シマノ/WH-R501」
10年前、このホイールの名前はWH-R500でした。いつのまにかWH-R501にマイナーチェンジ。
この写真をアップしているときに気が付いたのですが、ステッカーは今でも「R500」って書いているんですね。正直、なにが変更されたのか僕は知りません。
そう、10年前このホイールは【鉄下駄】の愛称で多くのサイクリストから親しまれていました。軽くはありませんが耐久性に定評のあるホイールですから、通勤用だというこの自転車にピッタリな足回しです。
それはそうと、10年間ちょいで価格2倍ぐらいになってない?このホイール
交換せず再利用したVブレーキ本体(シューだけ変えた)はテクトロ製アーム長85㎜の元祖ショートアームVブレーキ・RX5。
当時のロードバイク乗り達は、テクトロ社へのリスペクトに欠けていましたが、子供のころ強力すぎるVブレーキの制動力のせいで2回ぐらい全店宙返りをした自分は、適度な制動力を持つこのRX5が大好きでした。今でも大好きです。
そんなテクトロ社の名品はコロナ以降めっきり見かけなくなりました。いまだに日本では手に入りずらい状態が続いています。なんでだろう?
あんまり懐かしいものだから、当時の思い出(空前のピストブームとかランス・アームストロングのドーピング発覚した時のこととか、ダイナシス10スピードが販売されて7速以降続いていたシマノRDのディレイラーレシオ1:1.7の比率が変更されたこととか、あと夢屋のドレスアップパーツが欲しかった話とか)を語りたい衝動に駆られましたが、きりがないので止めます。
最後に、この度はカイト大橋店に大切な自転車をお持ち込みいただきまして本当にありがとうございました。懐かしい気持ちでとても楽しく仕事をすることが出来ました。
改めまして重ね重ね御礼申し上げます。
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